日本最古の歴史書「古事記」の冒頭を飾る”国生み神話”の舞台、淡路島。その『古事記』が和銅5年(712年)に編纂されてから、平成24年で1300年を迎えます。『古事記』の”国生み神話”や、『万葉集』の”御食国(みけつくに)” 、淡路人形浄瑠璃など、歴史ロマンあふれる淡路島の歴史や食の魅力、伝統芸能などを、全国のみなさまに広く知っていただくため当記念事業を実施いたします。
『古事記』によると、イザナギノミコト(男神)とイザナミノミコト(女神)の二神が、国生みの際、天の沼矛(ぬぼこ)で混沌とした海原をかき回したとき、滴り落ちたしずくが固まり「おのころ島」が生まれました。
おのころ島の候補地は淡路島内に複数あり、南あわじ市の沼島もそのひとつです。高さ約30mの奇岩、上立神岩は国生み神話にでてくる「天の御柱」とも言われ、国生み神話の象徴のひとつです。その姿は日本列島誕生の時へと想像力を掻き立ててくれます。
いまから約2千数百年前のこと…、稲作の技術を持ち海洋の民でもあった海人族は、淡路島に住んでいた狩猟中心の人々と出会い、互いにさまざまなことを伝えあいました。淡路島の温暖な気候と肥沃な土壌は稲作に適し、その他の豊かな自然の恵みもあり、当時かなり人口が増加しました。そして、大八島の国が「日本」(≒日出ずる国)として、ひとつの国となる組織がつくられていくとき、淡路島は「御食国」として日本の国づくりに一役かっていたのです。そのことから、日本最古の文脈(古事記)の冒頭を飾る「国生み」の部分では、稲が良く実豊かな島「淡道之穂之狭別島」として、淡路島が最初に登場するのです。











