花マガ(淡路花博20周年記念 花みどりフェアwebマガジン)

新航路試乗会レポート

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レポーター紹介

投稿者西海岸の住人
性別男性
年代60代
住まい兵庫県洲本市
趣味撮影
自己紹介「あなたの淡路島」を発見する一因になるような内容をお届け出来ればと、何の根拠も無く無責任に勝手に考えております。宜しくお願いします。

新航路試乗会レポート

今年春のあわじ花みどりフェア期間中に、淡路交流の翼港~明石海峡大橋間を往復する「明石海峡大橋クルーズ」が就航していました。そのイベントが5月に終了した後、この7月新たに、岩屋港~明石海峡大橋~淡路島西海岸沖を巡るクルーズが新設されました。名称は前回と同様「明石海峡大橋クルーズ」ですが、発着港やルートなどが若干変更になっています。 

その試乗乗船会が7月6日に実施されましたので、その時の様子をご報告します。

新しい発着港はこちらの岩屋港です。ここはかつて、明石海峡大橋が出来る前まで「たこフェリー」が発着していた所です。

現在の明石~岩屋間の高速船「ジェノバライン」が発着する所とは少し離れている(徒歩10分ほど)ので、あまりこの周辺に馴染みのない方は少し注意が必要です。ご利用の際は、2020年オープンの商業施設「淡路島タコステ」を目印にされるのが良いと思われます。

夏休み期間中は期間限定(7/16~8/31)で、アトラクションイベント「2021淡路島海賊クルーズ」として運行されます。それを表すかのように、見上げると船上のマストには怪しげな「CAPTAIN ONION」の旗がはためいていました。

決して期待を裏切らないこの分かり易いベタさ。このノリ、私は大好きです!(笑)

 

そして、このクルーズの主役がこちらの咸臨丸です。

この船は長年南あわじ市の福良港で「うずしおクルーズ」(主に定期便)として「日本丸(主に臨時便)」と共に大活躍していた船舶です。

昨年の暮にこの咸臨丸の2代目が新設建造されたのを機に、働き慣れた鳴門海峡から明石海峡へと職場の転勤配属(?)となりました。よって現在の「うずしおクルーズ」は後輩にその座を譲っています。

公式にはこちらが「咸臨丸平成版」、新設の方は「新・咸臨丸」や「二代目咸臨丸」と表現されているのですが、この文面では初代のこちらの船を以下単に「咸臨丸」と記載させて頂きます。

今年の淡路島春の花みどりフェア時には「明石海峡大橋クルーズ」として、多くの皆さんに楽しんで頂いたのはまだ記憶に新しいところです。

以前福良の職場にいた関係で、個人的には久々の咸臨丸との再会となりました。岩屋港に停泊している姿を見て正直まだ少し違和感を感じています。でもそのうちに明石海峡の景色にも自然と溶け込んでしまうのでしょうね。                                       

 

当日はお子さんを含め地元淡路市民の方や多くの関係者の皆さんが参加されていました。

ぱっと見は塗装が美しかった事以外、特に以前と外観の変化も見られず、なんだか少し安心。
ただ乗船すると、各所にしっかりしたコロナ対策がされていたり、所どころ「海賊船」仕様に改装されていました。

 

船舶のみならず乗船スタッフの皆さんも、さながらその出で立ちが「海賊仕様」で気分を盛り上げてくれます。

岩屋港からのスタートなので、10分ほどでこのクルーズの最初のハイライトである明石海峡大橋の現場に到着します。

明石海峡大橋の下に併設されている、本州から淡路島へ水道水を供給している水道管をじっくり眺めたりするのは、普段滅多に無いので、とてもレアな体験で新たな発見でした。

 

そして咸臨丸が橋の下を通過する際、甲板のマストが橋と接触してポキッと折れてしまうのでは?と錯覚を起こしてしまう程の大迫力です。

正直下から見上げているので正確に橋との距離感がつかめない分、無事通過するまでのハラハラドキドキ感がたまりません。

 

実はこの明石海峡大橋を下から眺められるのは前述の淡路ジェノバラインの高速船でも体験出来ない訳ではありません。

ただこちらは高速船24ノット(明石~岩屋間 約13分)なので明石海峡大橋下を通過時に上を見上げて「うわーっ!」と叫んでいるほんの数秒で通り過ぎてしまいます。それに比べてこのクルーズはゆっくり通過するので、お客様はじっくり明石海峡大橋の裏側を観察できます。

 


世界最長の吊り橋の迫力を堪能したあと、咸臨丸は明石海峡を西に進路を取り、次なる目的地である淡路島西海岸に位置するHELLO KITTY SMILEを目指します。

以前福良の「うずしおクルーズ」で就航していた時は鳴門海峡の主(?)と思わせるように海峡のど真ん中の航行ルートを堂々と進んでいた様に感じられました。一方ここ明石海峡ではどちらかと言うと、淡路島になるべく近い海域を控え目に航行している感があります。

日本で最も船舶の往来が激しいと言われている明石海峡なので、今までは神戸淡路鳴門道(淡路島の高速道路)を走っていた車が突然首都高を走るぐらいの差があるのかも知れません。

右手に神戸・明石の町並み、左手には淡路島岩屋の町並みを見ながら船はさらに明石海峡を進んで行きます。

特に淡路島の西海岸を播磨灘の海上から見られるのは、地元の漁師さん位なので、私にとって初見、貴重で新鮮な体験でした。

 

途中こんな具合に20分程同じように続く風景を眺めていると、改めて淡路島のみどりの豊かさを思い知らされます。

それとは対照的に反対側はビルが立ち並ぶ神戸・明石の町並みが広がり、わずか数キロの明石海峡を隔てて展開される景色のギャップ、これは今までの鳴門海峡では体験出来ない興味深いものでした。

 

明石海峡大橋からHELLO KITTY SMILEの現場へはおよそ30分位の航路です。

ようやくその現場が近づくとキティファンとおぼしき人たちが一斉に撮影スタンバイ。

このクルーズでは着岸はせずに、あくまでもすこし離れた沖からの船上施設見学となります。

この播磨灘からの景色は唯一このクルーズ限定になるので、日本のみならず海外のキティファン達にもコロナが落ち着けば注目を集めるかも知れませんね。

今までこの施設前の道路を車で何度も通過していたにも関わらず、まったく気づいて無かったのですが、このキティのオブジェは何故か顔を道路とは反対の海へ向けています。普通に考えればお客様を迎える方(道路側)が正解に思えるのですが、その理由についてはこのクルーズで答えのヒントが得られ納得しました。

そしてお待ちかねの滅多に見られないキティの顔正面の撮影タイムです。

たまたま海側に置かれていたと思われるイス(?)がちょうどキティの口の位置に重なってました。その結果ご覧の様に元々口が無いとされるキティがあたかも口角を上げて笑っているようなカットに。これぞまさしくHELLO KITTY SMILE!(笑)

こんな予期せぬハプニングなども体験し、クルーズ自体はここでUターンし一路岩屋港への帰路に就きます。

(※この箇所HELLO KITTY SMILEに関する3枚の撮影画像は株式会社サンリオ様の許可を得て掲載しております。)
© 2021 SANRIO CO., LTD. APPROVAL NO. L627780

 

途中の船内では、タレントさんによるパフォーマンスやお子様向けのイベントも行われていて、子供たちにとっても夏休みの楽しい思い出の一つとなりそうです。

なお「2021淡路島海賊クルーズ」としての運行は7/16(金)~8/31(火)までです。(それ以降は通常の明石海峡大橋クルーズ)さらに期間中、小学生以下のお子様は乗船無料(小学生だけの乗船は不可)や、事前Web予約は200円の割引などお得なプランも用意されてます。

当日乗船前は梅雨の真っ最中で、何もしなくても体から自然に汗が出て来るとても不快な天候だったのですが、乗船後はアッパーデッキにいたのでとても海風がここち良かったです。

クルーズ船内では海賊に扮したスタッフの方のガイドやその他のイベントも行われていたので、景色を見たり、アトラクションを観賞したりとあっという間の75分でした。

 

この試乗会はあくまでも「2021淡路島海賊クルーズ」のものだったので、今年の9月以降の通常の「明石海峡大橋クルーズ」は少し内容が異なるものになるかも知れません。

基本的には就航日は3月~11月までの週5日(水・木は休み)で一日3便 が予定されています。ただし悪天候のため欠航したり、コロナの状況により運行形態が影響を受けるので、必ずこちらの公式サイトで再度詳細をご確認下さい。

 

明石海峡大橋クルーズ
https://awajisima-cruise.com/

2021年夏、こうして初代咸臨丸による新たな大航海の歴史が再び始まりました。

 

協力

ジョイポート南淡路株式会社
株式会社パソナスマイル
株式会社サンリオ

※記事内容は取材当時の情報です。詳細は各イベント・施設・店舗までお問い合わせください。

Date:2021.08.04