花マガ(淡路花博20周年記念 花みどりフェアwebマガジン)
- ホーム
- 玉ねぎ農家マダムミナコの「旬」を食べよう 第2回「淡路島レタスの旬は冬って知っていましたか?」
玉ねぎ農家マダムミナコの「旬」を食べよう 第2回「淡路島レタスの旬は冬って知っていましたか?」
- グルメ
- 旅行
- 観光
レポーター紹介
投稿者 | 玉ねぎ農家マダムミナコ |
---|---|
性別 | 女性 |
年代 | 40代 |
住まい | 南あわじ市 |
趣味 | |
自己紹介 | 25年の都会でのサラリーマン生活を経て、淡路島で玉ねぎ農家になりました。淡路島の食の魅力を中心に、農家目線で発信していきます! |
第2回『淡路島レタスの旬が冬って、知ってました?』
こんにちは、玉ねぎ農家のマダムミナコです。
大阪から淡路島に移住して、主人と淡路島玉ねぎを中心に作っています。
今回は、これからますます美味しくなる『淡路島レタス』について、農家の視点でご紹介します!
1)淡路島レタスの旬
皆さん、関西ではレタスの旬が「冬」って、知っていましたか?
私は淡路島に来るまで知りませんでした。
ざっくりと、「サラダは夏に食べることが多いから、春から夏かな?」とか、思っていました。。。
私の生まれ育った関東では、信州から夏に「高原野菜」としてキャベツやレタスを食べていたので、そんなイメージしか持っていませんでした。(ですので関西の方はご存知かもしれませんね)
実はレタスが育つための適正温度は、18℃〜23℃です。
「それぞれの野菜ごとの生育に適した温度」が旬ということなので、日本で夏にレタスができる場所って、標高の高い場所に限られるようですね。
レタスは、淡路島の中でも温暖な南あわじ市が栽培の中心で、11月から5月前半まで出荷されています。
冬に霜や降雪が少ないので、なんと真冬でも露地で作れてしまうのです!
真冬はレタスの上に「トンネル」と言って、ビニールハウス状態にしてあげることで中の気温を高くしています。
写真は南あわじ市榎列(えなみ)地域にある「平農園のレタス畑」(※画像はお借りしました)。
冬の太陽光を浴びて艶々のレタス。この後、支柱の上にビニールがかかります。支柱は75センチくらいの間隔でかけ、その上にビニールをかけます。その後も気温に応じて端を開け閉めして空気を入れ替える、「お世話」は続きます。
2)レタスの栽培が盛んな淡路島
南あわじ市といえば「淡路島玉ねぎの本拠地」というイメージですが、
実は今では生産量は玉ねぎよりも多いんです。
その理由は、高齢化に伴って、玉ねぎは収穫する際重たいので、レタスに転向する農家さんが多いからです。
『淡路島レタス』は主に関西中心に出荷されていますので、関西以外の方はあまり知らないかもしれませんね。普通のレタス以外にも、サニーレタスやグリーンウエーヴと言う、巻いていないレタスや、キャベツ、白菜、ブロッコリーなどもたくさん作られています。これは冬の日照時間が長い淡路島ならではなのです。
産直や道の駅などに行かれたら冬野菜がたっぷり並んでいますので、ぜひチェックしてみてくださいね!
3)淡路島レタスの美味しい食べ方
ところでみなさん、レタスを味わって食べたことってありますか?
ドレッシングの味しか記憶にない、なんてことないですか?
淡路島のレタスの特徴は、『葉が肉厚で甘みがあり、歯応えが良いこと』です!
そのままでももちろんですが、火を通して食べると美味しいんです!
うちの近所にはレタス農家さんが多く、一度に数個いただくこともあるので、サラダだけだととても食べきれません。
なのでうちのお昼はもっぱら「レタスチャーハン」の出番が多くなります。卵との相性もよく、歯応え抜群で美味しいです!!
また、南あわじ市の宿泊施設では、『美福鍋』というメニューがあり、南あわじの冬の名物、「三年とらふぐ」とレタスが入ります。
なんとお鍋にレタスを入れるのです!
写真は 南あわじ市阿那賀地区にある、 ホテルアナガさんの「美福鍋」です。(※ホームページよりお借りしました)
http://www.hotelanaga.com/plans/fukunabe/
他に「美福鍋」が食べられるお店はこちらからも検索できます。
※南あわじ市商工会HP
http://www.m-awaji.jp/awaji-shokuumi/mifukunabe/rest/
お家でもしゃぶしゃぶ用のお肉と一緒に『レタしゃぶ』など、気軽にできるのでぜひお試しいただきたいです。
もちろんパーティシーズンには欠かせない食材ですね!
開放感とお日様のパワーが全開の「冬の淡路島」は、美味しい野菜もおすすめですよ!
※記事内容は取材当時の情報です。詳細は各イベント・施設・店舗までお問い合わせください。
Date:2020.12.17