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【花みどりフェアプレイベント】地域資源を再発見するサイクルツーリズム《考察編》

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レポーター紹介

投稿者じりこ
性別女性
年代40代
住まい兵庫県明石市
趣味サイクリング、食べ歩き、漫画
自己紹介2年間住んですっかり淡路島にハマりました!住んでいたときに感じていた「淡路のいいとこ」をお伝えできればと思います。

こんにちは!

ライターのじりこです。

 

2020年11月に参加した花みどりフェアプレイベント「地域資源を再発見するサイクルツーリズム」

 

 

 

ツアーで感じた淡路島のこと、自転車のこと。

今回は、その《考察編》をお届けします。

 

 

ツアーの体験記はこちら →《体験編》

 

 

【サイクルツーリズムとは】

自転車で旅するよさとは、なんでしょうか?

徒歩だと、あまり遠くには行けない。

車だと、速すぎて見るべきところを素通りしてしまう。

 

自転車だと、数キロ、数十キロの距離もOK。

気になるところで自由に立ち止まれる。

 

なにより自転車で走るのはとても気持ちいい!

移動手段が自転車というだけではなく、自転車だからこそ楽しめる旅。

それがサイクルツーリズムなのかなと思います。

 
(ヤギを見かけて立ち止まる)

 


【「サイクル」ツーリズム ~自転車は楽しい!】

淡路島でサイクリングと言えば?

いわゆるアワイチ(淡路島一周)など、海沿いのサイクリングを想像される方が多いと思います。


でも、私は常々思っていたのです。

「せっかく淡路にきたのだから、内陸の風景も楽しんでもらいたいなぁ…」

「でも、山間を自転車で走るの大変かなぁ…」

 
(大野の菜の花畑と先山)

 

(五斗長垣内(ごっさかいと)遺跡)

 

 (八木のしだれ梅)

 

ところが今回、強い味方が現れました。

それは、eBIKE(電動スポーツ自転車)です!

今回、eBIKEに乗ってみて、そのラクチンさにびっくりしました。

山間の坂道もスイスイです。

体験する前は、

「自力でこいだ達成感のないeBIKEで、自転車で走る楽しさ味わえるかなぁ」

と、少し思っていました。

 

ところが乗ってみて感じたのは…eBIKE、とっても楽しい!

ラクチンですごく爽快感あります。

そう、自転車って、ただ乗っているだけで楽しい!

自転車の楽しさをあらためて感じたツアーでした。

 

【サイクル「ツーリズム」 ~地域資源の再発見】

ツアーの中で、

「江戸時代、観光は地域の魅力、すなわち「光」を紹介するものだった」

というお話がありました。

なるほど、それで観「光」なのですね。

 


私が淡路島で魅力を感じているもののひとつが、「農村の風景」。

今回のツアーでもまわった棚田が特にお気に入りです。

 

が、ツアーの参加者の方から、こんなお話を聞きました。

「棚田は10年後にはなくなると言われているんですよ。」


なんとショックな…。

でも、好きだと思っている割に、棚田のことをあまり知らないことに気づきました。

花マガライターの歴じいさんによると、

「棚田を知るには、ため池を知ることが大切」。

 

田に水をひくため、より高いところにあるため池の主が、強い力を持てるのだそうです。

 

何気なくみていた淡路島の風景。

昔の人の生活とつながっているんだなと実感しました。

 


また、私が参加したツアーではカフェ・ノマドでスイーツを、前日のツアーでは淡路景観園芸学校の方によるシチューをいただきました。

どちらも島内でとれた地元産の食材が使われています。

 

淡路島の魅力がつまったおもてなし。

これはもう「食べる観光」ですね!

 

 

ツアーに参加して、大好きな淡路島の風景や食べ物のことをもっと知りたいと思いました。

知りたいと思わせる何か、それが淡路島の魅力=「光」なのかなと感じました。

 

 

【サイクルツーリズムに参加して】

初のサイクルツーリズムの感想は…ものすごく楽しかった!

なんというか、普通の観光とは違い、知的好奇心をくすぐられる充足感のあるツアーでした。

 

2021年の花みどりフェア本番でも、サイクルツーリズムは開催予定です。

淡路島と自転車の新しい魅力を感じてもらえれば、嬉しいです。

 

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【参考書籍】

(1)地域資源の再発見について

地域と実践するSDGs 持続可能な地域資源の活用 (神戸新聞総合出版センター)

今回のツアーを主催された淡路景観園芸学校の先生方が執筆されています。淡路島カレンデュラなど、観光の新たな魅力となる地元の「光」の紹介や、持続可能な観光について書かれています。

 

(2)サイクルツーリズムについて

旧街道じてんしゃ旅 其の一 旧東海道編 (ヤエスメディアムック627)

今回のツアーでお世話になった株式会社ライダスの代表者・井上寿さんこと「テンチョー」と「シシャチョー」の珍道中。サイクルツーリズムの楽しさにあふれてます。

 

※記事内容は取材当時の情報です。詳細は各イベント・施設・店舗までお問い合わせください。

Date:2021.01.26